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中身の見えないおまけに大人が夢中になる
もともと、これら、おまけとしてのフィギュアは子供を対象にした商品でした。もちろん、現在では完全に大人をターゲットにした商品も出てきましたが、昔から子供の集めるものだったのです。
それを大人が大量に買う様子から、そのまま「大人買い」と言われるようになりました。
また、一説では、「大人げない買い方」から、来た言葉とも言われています。
お金に物を言わせて大量に買い占めることは、大人げないと言えばそれまでですが。
では、中身の見えないおまけにどうして、大人たちはこれほど夢中になるのでしょうか?
それは、子供のころに夢中になったあの商品と同じ戦法で売られているからではないでしょうか。
私が子供のころを振り返ってみると、当時、流行っていたのは「仮面ライダーカード」や「怪獣消しゴム」でしたよね。
「仮面ライダーカード」もやはり、フィギュアと同様に、中身が見えない袋に入っていて、怪獣カードが圧倒的に多かったですよね。
なかなか仮面ライダーが出ないのです。
そうして、お小遣いをほとんどカードに費やして親に怒られた記憶がみなさんにもあると思います。
「怪獣消しゴム」は、がちゃがちゃで取り出すものでしたから、何が出てくるかわかりませんでしたよね。
これらのカードや消しゴムを駄菓子屋で夢中になって買っていた、その私達が大人になったのですから、それをターゲットにしようとする商売もあって当然ですよね。
子供向けとは表向きで、完全に大人が買うことを予想して作られたシリーズも見かけますからね。
でも、大人が予想通りに楽しんで購入していれば、売るほうも買うほうもお互いに良いのではと思います。
大人のおもちゃ「フィギュア」